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高校生が電験三種に400時間で合格した方法

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高校生が電験三種に400時間で合格した方法

コンニチハ、HISREITデス。

今回は、高校生の筆者が電験三種に400時間の勉強時間で合格した話をします。

少しでも最短合格へのヒントになれば幸いです。

Contents

勉強開始前の筆者

電験三種の受験を決意したのは高校一年生の中頃、物理全般に関する知識が欠落しており、オームの法則などの基本的な公式は知っているといった状況でした。

中学数学がわかっておらず分数などの基本的な式変形も苦手で、最初は電験三種の練習問題を1問解くのに1時間以上かかっていました。

合格までのざっくりとした流れ

令和2年 (高校一年生)

11月
のんびりと勉強をはじめる(週に0~3日ほど)

令和3年 (高校二年生)

4月
1日の平均勉強時間が30分を突破

7月
夏休みに入り一日3~6時間ほどの勉強時間を確保

8月1日
TACさんの全国予想公開模試を受験
⇒ 理論 40点  機械 40点  電力 70点  法規 44点
惨敗。めちゃめちゃ焦る。そこから猛勉強。  

8月21日
試験当日。友達と試験会場へ。途中受験表を見失いパニックに
⇒ 理論 50点  機械 65点  電力 75点  法規75点

     _人人人人人_
     > 落ちた <
      ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

令和4年 (高校3年生)

受験と課題研究で忙しく試験直前まであまり勉強できず

8月21日 残りの理論科目を受験。70点で合格。

     _人人人人人人_
     > やったぁ <
      ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

勉強法

参考書は不要!

電験三種の対策は、YouTube過去問があれば十分です。

筆者は、必要な基礎知識の大半をYouTubeにて学習し、後はひたすら過去問の演習を行うことで試験に合格することができました。

過去問演習も大半はYouTubeの解説動画を見ながら行いました。

YouTubeで基礎を学ぶ

まずはYouTubeでひたすら基礎知識を詰め込みます。

反復学習をするため、スピード感が大事です。

理論に2か月、機械に1か月、電力に1か月、法規に1週間といったペースでサクッと知識を詰め込みましょう。

わからない点があっても、学習を進めていくうちに理解できるようになっていることが多いです。

おすすめのチャンネル

◇ 基礎学習におすすめ

1. 電験合格
  4科目全てをカバー。過去問をもとに問題演習をちゃーんとしてくれるのでありがたい。
   過去問は概要欄からダウンロード可能。
   黒板や吹奏楽部の練習音でとても懐かしい気分になれる。お得。

2. 電験革命
   理論の基礎知識が集結している。いきなり電験合格先生の動画はハードルが高いという方におすすめ。

3. Aki塾長
   電験三種の機械科目といえばこの方。アニメーション付きの解説がとにかくわかりやすい。

◇ 過去問学習におすすめ

1. TACHE-電験仮面

2. 電験電工トレーナー ゼキザップ!

3. 日本エネルギー管理センター事務局

3チャンネルを比べてみても、理解のしやすさに大きな違いは感じませんでした。
同じ過去問の解説動画が様々なチャンネルから投稿されている場合、それらを比較してみて、自分の解きやすい解法での解説動画を探すと良いかもしれません。

基礎を学んだら、過去問でひたすら演習

一科目の基礎を学んだ後は、他の科目に移る前に必ずその科目の過去問演習を挟みましょう。

新しい科目を勉強している間に、前の科目の知識がどんどん抜け落ちてしまうことがあります。

過去問の演習には、ユーキャンの過去問300を使用するのがおすすめです。

本当に重要な問題だけをピックアップしてあるので、この問題集を周回して基礎知識を完全に自分のものにしてしまいましょう。

おすすめの過去問題集

1. ユーキャンの電験三種最短合格への過去問300
   これの2019年度版を中古で買って使っていました。
   この300問を繰り返し解くことで、どの科目にもある程度通用するレベルに達することができます。
   ただ、法規は物足りなかった印象があります。 

2. みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集
   これも2019年度版を中古で買って使っていました。
   解説がとにかくわかりやすい。
   この解説と過去問300の組み合わせで勉強すると最強に効率が良かったです。 

3. 電験3種過去問マスタ理論の15年間 テーマ別でがっつり学べる
   理論科目を再受験した際に使用しました。
   とにかく分野ごとにまとめて学習できるのが最大の強みです。
   問題数が多いので自信がつきます。

最後の詰め込み

予想問題を活用しよう

受験1か月ほど前に電験三種の予想問題を解くことで、今の実力を確認するとよいかもしれません。

試験本番に出題される可能性の高い問題が集められているため、最後の詰め込みには最適です。

 おすすめの予想問題

1. TAC 電験三種 予想全国公開模試
   本番さながらの空気を体験することができます。
   問題の的中率が高いです。
   
   筆者は1年目に4科目、2年目に1科目を受験しました。
   この模試の結果でめちゃめちゃ焦っていなければ1年目で3科目合格はできなかったと思います。

   受験料が少し手を出しにくい値段。
   1科目で2500円、4科目で9000円。

2. みんつく 「みんなでつくる電験予想模擬試験問題」
    TACに比べて安いです。
    覚えている限りでも何問か的中していました。
    zoomを使って無料で模擬試験に参加することができます。

    1科目で1485円、4科目で5940円。

おまけ

インターネットを駆使しよう!

問題を解いていると、問題集やYouTubeの解説だけでは解決できない問題にほぼ必ずぶつかります。

そういったときはネット上の有識者に力を借りるのも手です。

おすすめなのが、Yahoo!知恵袋Twitter。

実際に筆者はこれらのサービス上で何度も様々な方に助けていただきました。本当に感謝しています。

乱用は禁物です。受け身の習慣や人に頼る癖はつけない方がいいかも?

まとめ

電験三種は、コツさえつかめば400時間よりももっと早い時間で合格することができる資格だと思います。

この資格は、公式を使った数式いじりや物理への耐性を高める上でも非常に役立つので、中学生、高校生の方もぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

後日、科目ごとの対策や苦戦した点なども記事にしたいと考えていますので、気が向いたら覗いてみてください。

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